池袋にオープンした話題の書店「天狼院書店」に行ってきました。

天狼院書店がオープンしたのは、9月26日。そのしばらく前からfacebook上で、装丁家の石間淳さんなどが、「池袋に新しい書店がオープンする」と投稿しているのを見て興味を持ち、10月1日にようやく時間ができて行ってきました。
天狼院書店の場所は、池袋東口から徒歩10分ちょっとのAZUMA通り(東通り)という通りの一番奥のほう、ビルの2Fにありました。
店内はウッディな落ち着いた感じ。それほど広くない店内ですが、周辺にカフェテーブルやカウンター、ソファーなどが配置されていて、ブック&カフェという感じです。



入ってすぐ脇の書棚と中央の平台には、最新から定番までのビジネス書が置かれています。
それ以外の棚にはより個性的な本が置かれていますが、松丸本舗や蔦谷書店の奥の方の書棚に比べると、マニアックさよりも実際に買いたくなるような雰囲気でセレクトされている感じでした。
店長の三浦さんに話を聞いてみました。三浦さんは、もともと書店員だったそうで、「自分の(理想の)本屋が欲しい!」という一念から起業して、天狼院書店を開いたとのことです。ビジネス書が充実しているのは、起業時に自分でもいろいろ熱心に読んだ影響があるとのことでしたが、一方で三浦さんは実は小説家志望だったので、その名残で奥のコーナーには岩波文庫と新潮文庫の定番がぎっしりと揃えてありました。


天狼院書店には、三浦さんのアイデアがいっぱい詰まっています。
カフェスペースでは、電源と無線LANが提供されており、セカンドオフィスや読書の場として使ってもらいたいそうです。早朝や休日は読書会の場としても使ってほしいそうです。
スゴ本オフの話をしたところ、「ぜひ使って欲しい」とのことでした。
上の写真にある、ソファの奥の小さく区切られた書棚は、一区画ごとに個人にレンタルして、そこに自分の好きな本を並べることができるそうです。
また、店内においてあったパンフレットには「自分の店で本を売ってみたい」というカフェや美容院に対して、天狼院書店の在庫を貸し出すサービスも書かれていました。
従来の本屋という概念に縛られない、新しいアイデアが詰まったこの書店に、ぜひ成功してほしいなと思います。
〒171-0022
東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
天狼院書店「東京天狼院」
Tel: 03-6914-3618
Fax: 03-6914-3619
Mail master@tenro-in.com
Twitter: @tenroin
Facebook: http://tenroin

ちなみに、天狼院書店がある池袋の東通りは、こんな細長い道が続く通りで商店街というほど賑やかではありませんが、チラホラとよさげなお店があってよい感じでした。

