iOS 5.01.のアップデートが公開された。iOS 5.0.2ではなく、iOS 5.0.1のマイナーアップデートだ。
このアップデートの改善点は、下記の2点
- “Invalid SIM” or “No SIM Card installed” alert appears intermittently.
- Status bar displays “No Service” or “Searching” in a location with good network coverage.
つまり、
- SIMが挿してあるのに、「不正なSIMです」とか「SIMカードが挿入されています」と表示される問題
- 良好な携帯の電波圏内にあるのに、「圏外」や「検索中」と表示されてしまう問題
が解消されるということだ。上記の不具合がなければ、アップグレードする必要はない。
1については、幸い遭遇したことがないが、2については、ちょっと思い当たるふしがある。
au版のiPhone 4Sを買った際は、地下鉄乗車中、駅に着いたときの通信接続の回復の速さに感動した。いままでソフトバンクのiPhone 3GSだと、駅についてもずっと「圏外」や「検索中」で、駅を出る頃になってようやく電波を捕まえて使用できる状態で、イライラして使えなかった。
auだと、電車が駅の構内に入り、停止する前には通信できる状態になっていた。「これは素晴らしい!」と小躍りして喜んだものだ。
ところがしばらく使っていると、だんだんと圏外の時間が長くなるようになってきた。いままで問題のなかった駅でもなかなか通信が回復しない。auのユーザーが急激に増えてつながりにくくなったのかもしれない、と思ったが、同じ場所、同じ時間帯でも、つながりやすいときと、駄目なときがある。
なんか、不安定だなと思っていたが、もしかすると、今回のアップデートでこの不安定さが解消するかもしれない。
今回のアップデートは、ちょっと面倒だ。iOS 5をiOS 5.0.1にアップグレードするときはとても簡単で、iPhoneをMacにつなげる必要もなく、単独でアップデートできた。今回は
- iPhone 4SのバックアップをiTunesかiCloudのどちらかにとる。
- iPhone 4SをiTunesに接続して、リストアボタンを押す。
- iPhone 4Sが初期化されてから、バックアップが自動的にリストアされるのを待つ
という手順が必要だ。僕のiPhone 4Sは64GB版で7割くらいのストレージを使っているので、リストアにはかなり時間がかかると見込み、風呂に入ってそのあと、ノンビリストレッチしている間にリストアさせた。
以下、僕が行った手順
まず、iPhoneのOSのバージョンを確かめる。設定 > 情報 > 一般の「バージョン」が 5.0.1 (9A405)となっていたら、アップグレード対象だ。
最初、iTunesにiPhoneを接続しても、いつものように「新しいソフトウェアがあります」とか表示されないので、ちょっと不安になる。
ここでまず、バックアップを行った。僕はバックアップ先はiTunesにした。
さらにリストアボタンを押すと、iOS 5.0.1への普通のアップグレード画面が出る。すでにiOS 5.0.1になっているのに。
規約同意画面もでるけど、省略。
そのあとに、キャリア設定のアップデートが表示される。
キャリア設定のアップデートが終わると、iTunesにバックアップからの復元が表示される。
これで終わるのかと思うと、そんなに甘くない。このあと、アプリ、音楽、写真などがiTunesのバックアップからiPhone 4Sにリストアされていく。
正確に時間を計らなかったが、1時間ぐらいは楽にかかったのではないだろうか?
バックアップの復元が終了したら再び、設定 > 一般 > 情報 > で「バージョン」が5.0.1 (9A406)となっていることを確認する。
さて、これで「圏外」表示が改善するかな?
参考
「SIMカードが挿入されていません」問題を解決するiOSアップデートが公開されました。
iPhone 4S displays ‘No Service’ or ‘No SIM Card Installed’