深夜メール症候群

 深夜にメールを出すと、なぜろくなことにならないんだろう?

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 http://twitter.com/zubapita/status/388181421719552

 こんなこと、つぶやいたら、いくつか同意をいただいた。

 正直もっと広がるかと思ったけど、そうでもなかった。

 深夜に長文メールを書くのは、メディアとかITの業界内だけのことなのでしょうか?

 でも、この現象は確実に存在する。

 

 多くの場合、なんらかの懸案事項。昼間ずっと頭の片隅で「どう解決しようか」と思っていたこと。

 それが、たまたま深夜に一人でパソコンに向かっているときに、突然何をすべきか天啓がひらめく!

 相手にぐぅの根も言わせないような、理路整然とした反論。

 もしくは、こちらの立場を相手が理解し、感涙しながら味方になってしまうような名文。

 頭は冴え渡り、文章がほとばしり、キーボードは軽快に音を立てる。

 メーリング・ハイ。そうとでも形容するしかない、高揚感と集中力。

 そして、送信ボタンを押したときの爽快感。

 これで、僕はたった一本のメールで難題を解決した英雄となる。

 俺って、天才かも。

 明日の朝、周囲の賞賛が楽しみだ……。

 しかし、翌日待っているのは、さらに胃の痛くなるのような相手からの

 手で触れるほどの怒りの詰まった反論。

 もしくは、論理の大穴を突く的確な指摘。

 気分は暗澹。状況は悪化。どうする、俺?

 こんな状況を、経験したことはないですか?

 僕は、若い頃は年に1回ぐらいはこういうようなことがありました。

 そして気がついたのは、深夜にメールを書く危険さ。

 深夜は雑音が減るせいか、集中力が増す。たぶん課長範囲の雑音だけでなく、パソコンやコピー機の音とか、外からの交通関係の雑音とか。そういったさまざまなノイズが減るおかげなのか、深夜は集中しやすい。

 それだけでなく、深夜の空気感はやっぱり日中とも夕方とも違う、濃密なものがある。

 それが、僕らの脳みそをちょっとだけハイにする。

 酔って書くメールは危険だが、ハイになってかくメールも同じように危険だ。

 必要以上に饒舌になり、必要以上に書きすぎる。また、ハイになった全能感が、自然と読むモノを不快にさせる上から目線を作り出すこともある。

 そして、読んだ相手を余計に怒らせる。

 そんなことにならないための方法は、ただひとつ。

 深夜にメールを書かないこと。

 それしか、方法はない。

 

 

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投稿者:

ともゆき@zubapita

ともゆき@zubapita

作ったモノ 雑誌:月刊アスキー(デスク)、アスキー.PC(副編集長)、インターネットアスキー(編集長)、アスキーPCエクスプローラー(編集長) Webサイト:東京グルメ/ライブドアグルメ、映画を語ろう、本が好き 著書:「Twitter 使いこなし術」「facebook 使いこなし術」 最近は、株式会社ブックウォーカーにて、「BWインディーズ」をやってます。

“深夜メール症候群” への2件のフィードバック

  1. 勢いや、怒りにまかせて書いたメールは、一晩寝かせてから出せ、っていう教訓は昔聞いたことがありますが、要は熱中しちゃうと視野狭窄に陥りやすいということでしょうか。

  2. 視野狭窄って凄く当たっていると思います。
    ハイになるってことは、内向きな作業には有効ですが、外向きな作業には危険つーことで。

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