ときどきTwitterでデフォルトの小鳥アイコンの人をみかける。本人は気にしていないのかもしれないが、TwitterやFacebook(それにmixi)などのサービスでは、自分自身のアイデンティティとして、ユーザー名だけでなくアイコンが、バーチャルコミュニティにおけるアイデンティティに重要な役割を果たす。
先日も、HyoYoshikawaさんの主催するイベントに行ったときは、胸に張るシールにTwitterのユーザー名だけでなく僕のアイコンもちゃんと入っていて、初めてそこで会えた人にも、「そのアイコンは!」と言ってもらえた。
あの手のイベントでユーザー名なんていちいち読んでられないから、アイコンをシール化した主催者側は、さすがよくわかっていらっしゃる! といえる。
でも、アイコンを作るってなかなか難しい。DanKogaiさんみたいに、かっこいい似顔絵イラスト作ってもらえる人はいいけど、なかなか個人でそうはいかない。ケータイで写真を自分撮りしても、なかなか納得がいくものが撮れないし、そもそも顔出しできない人もいる。
僕の場合は顔出しはOKなのだが、どうしても気に入った写真が作れなかった。仕方なく、PhotoArtistというiPhoneアプリを使って自分撮り写真をイラスト風に変えたものを使っている。
で、こういうときに便利なiPhone アプリが「Facemakr」だ。
「自分のアバターを作るときmもっと自由に作れたらいいと思いませんか?」
といううたい文句だが、ようするに似顔絵作成ソフト。よくあるアバターや任天堂のMiiみたいなユーザーインターフェイスで、気軽に似顔絵を作り、写真ライブラリに保存したり、Facebookのプロフィールに直接設定することができる。もちろん、Twitterにも使える。
などと説明してもピンとこないだろう。論より証拠。作成手順をお見せしよう。
これが初期画面。右に並んだメニューから顔の輪郭や髪型、目、鼻、口、耳などを選んでいく。
まず、面長な輪郭を選んだ。長男にいつも「お父さんは顔が細長い」と言われているのだ。
次に髪型。意外と普通の髪型がなく、なんとなく近そうなのを選んだ。
ただし、この時点では輪郭と大きさがあっていない。
iPhoneアプリの作法にのっとり、二本指のピンチ操作で髪型を拡大・縮小し、大きさを輪郭に合わせた。
ここらへんの操作はとてもスムーズで、ほかの顔の部品でもまったく同じ。
次に目を選ぶ。子供のころから「目が細い」と言われていたので、細いのを探したけどなかった。
なるべく小さめのを選んでみた。このままだと、マイナーな妖怪っぽいね。
こちらも、ピンチやドラッグで大きさや両眼の感覚を調整。
次に鼻。大きめのを選んでみた。が、これじゃ、大きすぎるか。
鼻の大きさと目の位置を調整。目元のラインと鼻梁の開始点をあわせると、それっぽくなる。
子供のころから、唇が厚いと言われてたので、厚めの唇を選択。でも色が濃すぎだろう!
これは、ひげみたい。
大きさと色を調整。色は、最下部のバーの中から選択する。5色しかないので、迷わなくて良い。
次に耳。耳はどれも楕円で複雑な形はない。しかし、置き方と傾け方と間隔の調整でそれっぽく見えてくるから不思議。
うーん、こんなものかな…。
背景は無地も選べるけど、柄がいろいろあって楽しい。僕は水中っぽいのにしました。
「アクセサリ」というのもひとつだけ付けることができるので、なんとなく電球を。
これを奥さんに見せて「どう、似てる?」と聞いたら「うーん…」
「目が違う!」と言われて、選び直し、修正。これでOKをいただきました。
写真ライブラリに保存した画像は、こんな感じ。大きさは682×1024ドット。以外と高解像度。まあ、iPadでも使えるからね。
作成した画像をアプリ内に一時的保存し、あとで呼び出せる。また、ここからFacemakrのオンラインギャラリーにアップロードしたり、Facebookに設定したり、Twitterでツイートできる。
自分の顔だけでなく、いろんなキャラを作ってみると楽しい。
僕の好きなメガネ女子を作ってみました。