田舎にすむ、おばあちゃんと孫娘の静かな暮らし。薪割り、そうじ。朝ご飯、昼ご飯、晩ご飯。たわいもない会話。お散歩。
毎日たんたんと暮らしていく、平凡な幸せ。そこにひたひたとやって来る、ある現実。
「老い」や「死」という、子供向け絵本ではタブーといえる領域にあえて踏み込んだ作品。
「生」と「死」について、子供に正しく教えていくことは大切だが難しい。
我が家では、6歳の男女の双子に母親が読み聞かせた。死に関する具体的な描写があるわけではないが、いつもはふざけてはしゃいでばかりいる子供たちが、このときばかりはまじめに、ちょっと考え込んでいたという。
押しつけたり脅かしたりするのではなく、静かに人生の意味と死について「感じ」させてくれる。
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- マーガレット・ワイルド文/ロン・ブルックス絵/今村 葦子訳
- あすなろ書房
- 1575円