MR.BRAIN:パクっていいこと悪いこと

5月 31st, 2009

 奥さんに付き合って、木村拓哉主演のドラマ「MR.BRAIN」の第二話を見た。途中から見たんだけど、それでも真犯人が被害者遺族の小雪であることが容易に推測できる、とてもわかりやすい展開。

 クライマックス。木村拓哉が小雪を追い詰めるシーン。赤い玉がバラバラになったネックレスをみた瞬間、なんの脈絡もなくあの作品を思い出した。いまから30年以上前、小学生のときにNHKでみた超人気海外ドラマの、あまりにも有名なオチを。

 そんな恥ずかしいことを、まさか、やらないよな。と思う。TBSがこのドラマにもの凄く力を入れてることは、僕だって知っている。まさか、安易なパクりはやらないだろう。まあ、基本的なプロットは全然違うし。

 で、ラスト。小雪が現場に落ちていたネックレスの玉を密かに拾って隠そうとするのを、キムタクがジャンケンで暴く。これもあまりにミエミエの展開だけど、僕はホっとした。まあ、こんなもんでしょう!

 と思ったら、「あのネックレスの玉、本当は僕が…」って、やっぱり刑事コロンボ13話「ロンドンの傘」かよっ!

 日本の推理ドラマには、刑事コロンボの影響を強く受けているように見える番組が多い。よく言われるように、「古畑任三郎」も「相棒」も、主人公のキャラクター造形と犯人を追い詰める展開が、とてもコロンボ的だ。で、今回のMR.BRAINにもそれを感じた。今、テレビを作っているのが、ちょうどコロンボ直撃世代だということなのだろうか。

 それにしても。こういう視聴者の心にあとあとまで残る、一番の落としどころのネタが二番煎じというのは、あまりにもみっともない。ココこそ知恵を絞ってオリジナリティを発揮すべきところなのに。あまりに安易。あまりに視聴者を舐めている

 TVが駄目になったのは、オリジナルを作る努力を忘れてしまったからなのだろうと、改めて思った。

【心に刻まれる何か】

 僕は正直言って、ロンドンの傘の筋をまったく覚えていない。ただ、強烈にあのラストシーンが心に焼き付いている。

 「警察が嘘の証拠で犯人をダマしてもいいのかよ!」という驚きと、「子供の頃、授業中に気になる女の子を振り向かせたくて…」と説明するピーター・フォーク演じるコロンボの茶目っ気あふれる表情がとても印象的だったからだ。

 コロンボもただのTVドラマだ。でも、30年間心に刻まれるだけの何かが、そこにあった。

 日本のTVドラマにも、たまには、そういうのがあってほしい。

 

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カテゴリー: 日記

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コメントフィード2件のコメント

  1. カトキチ

    コロンボが元ネタだったんっすか!?ぶっちゃけ『金田一少年の事件簿』にも出て来ますよ。

  2. tomoyun

    カトキチさん、情報ありがとうございます。

    いや、そういうコメントが絶対ひとつは来ると思ってたんですよ。「XXでもやってる」って。
    そうですか、「金田一少年」ですかw 
    いや正直、自分が作る立場だったら、一度は使ってみたいネタだと思います。

    でも、ネタだけじゃなくて、その後のピーター・フォークの茶目っ気たっぷりの表情と仕草があったからこその名シーンなので、「オチだけパクっても駄目じゃん」とホントに思いました。

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