我が家の北方領土問題
4月 14th, 2009
直也(6歳)が、トミカの日本地図を広げて見ていた。このトミカ日本地図は広げると縦1メートル、横50センチぐらいの大きさがあって、地図のあちこちにトミカの写真入ってはいるけど、けっこう地図の勉強になる。
直也「ここも日本なの?」
そこには、「クナシリ、エトロフ、シコタン、ハボマイ」とある。子供向けの地図ながら、ちゃんと描いてあるのだ。
僕「日本なんだけど、今はロシアが占領していて、日本人は自由に出入りできないんだよ」
直也「占領って?」
僕「昔、日本が戦争に負けたときに、ロシアというか前の名前はソ連というんだけど、入ってきて勝手にとられちゃったんだ」
直也「え、戦争して負けたんだ」
僕「そうだよ、日本はアメリカやロシアや中国と戦争して負けて、沖縄はアメリカに、クナシリやエトロフはロシアにとられちゃったんだ。アメリカと日本は仲良くなったから沖縄は返してもらえたけど、ロシアとはそうでもなかったから、なかなか返してもらえないんだよ」
ここで、さくら(直也の双子のかたわれ)が話に割って入ってきた。
さくら「ずるい! 返してほしい!」
直也「返してほしい!」
僕「ロシアと日本も仲良くなりたいから、返してもらう話し合いはあるんだけど、時間がたっちゃっているからなかなか進まないね。今はそこに住んでいるロシア人もいるし」
直也「じゃあ、返さなくていいよ。住んでいる人たちが可哀想だから」
さくら「やだ! 返してほしい!」
僕「ここを返してもらえれば、お魚を捕ったり遊びに行ったりもできるんだよ?」
直也「じゃあ、半分だけ返してもらうのは?」
僕 「そういう話もあるんだけど、日本の中に4つ全部いっしょじゃなきゃ駄目だって人がいて、それだと駄目なんだよ」
直也「じゃあ、もういいよ!」
さくら「イヤだ! 返して!(怒) もう、つまんない!」(本当に怒り出す)
僕「そんな、怒らなくても。。(笑)」
二人の性格の違いがよく現れた会話で親としては笑っちゃうんだけど、日本における北方領土に対する典型的な2つの態度とその根底にある感情が偶然にも浮き彫りになった気がした。
ひとつは、簡単に返して貰えるならほしいけど面倒なことや喧嘩はしたくない、という態度。もうひとつは、とにかく自分のモノを奪われたことは許せないから耳をそろえて返せという態度。
僕自身は、領土問題を資源と防衛の問題くらいにしか考えられない(つまり名は捨てて実をとればいいんじゃないか、とか思っている)。
でも戦争を知らない6歳児でも「取られて悔しい」と思うわけだから、領土問題はやっぱり気持ちの問題なのだろう。
日本とロシアの双方にとってプライドを満足させる解決策ってあるのだろうか? まあ少なくとも、6歳児でも2秒で思いつく2島返還では、駄目だろうな。









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