はじめての遠征(空手)
1月 26th, 2009
虚弱でインドア趣味の子供だったので、「スポーツの試合で遠征」というのは、物語の中の世界のお話だった。昨日までは。
はるばる千葉県佐倉市立小竹小学校体育館で開催された、「全雄士塾空手道選手権大会2009」に参加してきた。さくらと直也にとっては、昨年11月に続き、2度目の大会。
朝6時30分前に家をでて、中目黒からチャーターした大型バスで1時間半ほどで会場着。予想通り、小学校の体育館は猛烈に寒い。さすがに今時の小学校施設らしく、2基の超巨大な電気ストーブみたいなもので暖めてはいるのだけれど、少し離れれば暖房効果はほとんどなく、足下からしんしんと底冷えする。ただ、子供達は元気。スパーリングで体が温まると、寒がる子はいない。
ここで、幼稚園の年少中長&女子、小学校1年生〜6年生、中学男子&女子、一般、プロの計14クラスの空手の試合が行なわれた。小学生以下は顔面パンチ禁止のフルコンタクト空手、中学生以上はポイント制の硬式空手。ともに防具を着けて本気で殴り合う。
幼稚園や小学校低学年の空手なんて、まだ可愛げがあるんじゃないか、なんて甘い。選手の組み合わせにもよるが、かなり白熱する。顔面への上段回し蹴りで勝負が決まることもけっこうあった。小学生と幼稚園/保育園児だけで構成された僕らの空手道精武会連合会は、中学生女子を含む10クラスで優勝し、多くの入賞者を出した。我が家も一応、さくらが3位入賞(といっても、このクラスは4人しかいなかったのだがw、3位決定戦で仲良しのマナちゃんと対決。お互いに上段回し蹴り1本ずつ決めるも、辛勝だった)。
非常に印象に残った出来事がひとつあった。他道場の小学1年生でパワフルなハードパンチャーの女の子がいたのだが、僕らの道場の男の子と準決勝でぶつかって、猛烈な打ち合いとなった。最初はやや体格に優る女の子が押していたが、男の子も負けじと踏ん張り押し返した。小学1年生とは思えないパンチの応酬。激烈な試合の中、女の子が急にダウンしてしまった。慌てて外に連れ出され介抱される。いったい何が?
どうやら頑張りすぎて、過呼吸(?)みたいな状態になったようで、幸い大事に至らずに済んだ。ほかにも試合中に気持ち悪くなってリタイアした子供がいた。普段の練習では経験したことのない激しい運動に、気持ちは頑張れても体がついていけなかったらしい。
精武会の練習は、基本練習、型、スパーリングなどいろいろやるが、ときどき、かなり運動負荷の高い練習をさせる。汗だくでフラフラになっても、まだ続けさせる。相手をしているこっちが汗だくなのだから、パンチやキックを繰り出す子供にしてみたら、もの凄くキツイはずだ。子供同士のスパーリングでも、両者フラフラの状態のときに「ここからが本番だ」と続行を命じることもある。見ていてちょっと心配になることもあるが、1年半の間に練習中のトラブルは一切無かった。そのへん、かなり細かく配慮しながら指導してくれているのだと思う。
その厳しい練習は、こういう試合での限界状況を見越して実施していたのだと他の保護者から聞いた。だから、精武会の子達はトラブルやリタイアは皆無。それどころか、大人の試合で暇になってからは、体育館の空きスペースで、スパーリングなどの練習を勝手にやりだした。見ていて、あきれつつも感心。
僕らは「子供だから」と、ついつい手加減したり、甘くしたりしてしまう。それが本当に子供のためになるかというと、そうではない。必要に応じて、未来を見越して、厳しい練習を課すべきときもある。しかし、それを行うには大人の側にも相応の知識と技術と覚悟がなければ、できない。無茶をすれば子供は簡単に傷つき、壊れてしまう。心も体も。
そこが難しい。
子育てと教育の難しさに、改めて気がつかされた1日だった。









どうも、こんにちは。
同じ道場のサワの父です。
“精武会”を調べていたら、ひょんなことから先日こちらを見つけました。
書き込みをしようと思っているうちに、仕事に流され、やっと時間ができたので‥‥。
そうなんですよね。
小野先生の指導方法って、みているととってもデリケートなんですよね。
きちんと、子ども一人一人のチカラと性格を把握して、アメとムチを使い分け
とってもバランスがイイなぁ、と思います。
サワは、ハッキリ言って空手がイヤです。(笑)
常に辞めたがっています。(練習に行く前はとくに!)
アオくんのように空手が大好きで仕方がない、というものではありません。
習わせているのは、完全に親のエゴです。
子どもが、小野先生のようなヒトとコミュニケーションするのはとても大切なコトで、しかも、
このご時世なかなかそんなチャンスが、少ないとも思うんです。
小野先生の存在自体が、今時珍しいと思うし、大変貴重だとも思いますし。
友人の紹介で“精武会”を知り体験したのが去年の6月頃のことですが、東山道場で小学生の子ども達を
微妙な加減で指導している様子に、ボクは正直、ヤラれちゃいました。
ご多分に漏れず日曜朝のスーパーヒーロータイムに親子でどっぷりハマっていることからも、
当然、本人は戦隊ヒーローになったつもりか『やりたい、やりたい!』でしたが、気持ちの半分は
ボコボコに殴り合って涙を流している子どもをみてドン引きでした、『痛いのヤダ‥‥』と。
でも、それが彼にはとても必要なコト(精神面の鍛錬)であると感じたのでブチ込んだのですが
今となってはホントに良かったと思っています。
これからの社会の環境は当然ながらボクらの子ども時代のそれとは違います。
『お父さんの子どもの頃は‥‥』と引きずり出しても現在にマッチしない部分が殆どのような気がします。
でも、ヒトとして成長していくために必要不可欠なコトは変わらないと思いますし、特にこれからの複雑な
世の中をサバイブしていかなければならない彼らにとって最も必要な部分を、あの厳しい練習のなかで
習得するような気がします。
そして試合に出る度に道場の子ども達が、皆ちょっとずつ強くなっている様に感じるのはボクだけでしょうか?
ちなみに、サワはバレンタインデーにはチョコは1個ももらえず、です。(笑)
(本人は、全くその価値感を持ち合わせていません。)
そして、我が家も今回のクールは『メイちゃんの‥‥』をダラダラと観てます。
子ども達は、『カブト』と『りょうたろう』と今でも呼んでいます。
なんで、毎週ついつい観ちゃうんだろう?(笑)
おはようございます&当ブログへようこそ>サワノチチさん!
>小野先生の存在自体が、今時珍しいと思うし、大変貴重だとも思いますし。
まさしく貴重だと思います。将来は無形文化財にでも指定して欲しい(笑)。
>複雑な世の中をサバイブしていかなければならない彼らにとって最も必要な部分を、
>あの厳しい練習のなかで習得するような気がします。
はい。精武会の子供たちって、心の優しそうな子が多いですよね。この厳しい世の中で、子供たちが負けずに生き抜けるように、と考えている親御さんは多いのではないかと思います。
>そして試合に出る度に道場の子ども達が、皆ちょっとずつ強くなっている様に感じるのはボクだけでしょうか?
僕もそう感じています。サワくんも、明らかに変わりましたよね。優勝ではなく、準優勝だったことが、むしろ凄く良い経験だったのではないでしょうか? 今後、タクミくんと良いライバル関係になっていってほしいですね。
実は、直也も少し変わりました。初回敗退だったのが相当ショックだったようで、初めて明確な「悔しい」という気持ちを感じて、そこから自我が芽生えたらしく、試合以後、幼稚園でお友達に「No」を明確に表明するようになったそうです。空手に対しても、少し前向きになった気がします。
>子ども達は、『カブト』と『りょうたろう』と今でも呼んでいます。
ウチもそんな感じです。ドラマやCMで、山本裕典が出れば「サソード」、佐藤智仁(祐基)をみれば「ガタック」ですから。
最近知ったのですが、今クールは佐藤智仁も出ている『VOICE』が面白いですね。こっちは結構良いドラマだと思います。
『メイちゃんの執事』を見続けてしまうのは….、結局、女性視聴者は水嶋ヒロと佐藤健、男性視聴者は榮倉奈々と岩佐真悠子なのでは?(笑)