CNET JAPANに中国出張から戻ったソフトバンク孫社長のインタビューが載っている。
孫社長はiPhoneにぞっこんだ。
「iPhoneは想定以上の売れ行き」–ソフトバンク孫社長、手ごたえをアピール:モバイルチャンネル – CNET Japan.
先週中国に行って、人生初の体験をした。1995年ごろからネット関連のビジネスをしており、毎月のように海外出張をしているが、初めて海外出張に行って1回もノートPCを使わなかった。iPhoneでスケジュールやメール、メールに添付されたPowerPointファイルなどを見られたからだ」と話し、「iPhoneが出る前と後では人生観が変わるほどの衝撃を受けた。毎日(iPhoneを使うのが)楽しくて仕方ない」とiPhoneの魅力をアピールしていた。
おかしいのは、社長自らiPhoneのTipsを紹介していること。
ただしiPhoneのユーザーからは、3Gネットワークがつながりにくいという点や、ブラウザ「Safari」が突然落ちて使えなくなるといった点が不満点としてあがっている。これについては、「ネットワークは十分にいけると感じている。Safariは多くのアプリケーションを動作させるとメモリ不足で落ちてしまうが、端末下にあるホームボタンを長押しするとメモリがリセットされてさくさくと使えるようになる」(孫氏)とのこと。また、OSやアプリのバージョンアップで今後改善されていくだろうと期待していた。
なるほど、ホームボタンの長押しでメモリをリセットできるのか。知らなかった!
試してみると、ホーム画面以外のSafariやメモ帳などが起動している状態でホームボタンを長押しすると、約7秒で画面が一瞬真っ黒になり、復帰する。これでメモリがリセットされるわけか。これは手軽で良い方法だ。
社長自身がリアルヘビーユーザーというのは凄い。
さらにiPhoneをPCのモデム化する「NetShare」については
iPhone 3GをWi-Fiモデムのようにして使える「NetShare」というiPhone向けアプリが話題になっている点については、「現在のところ様子を見ている。問題があるようであれば対応する」(孫氏)と述べるにとどめた。
と語っている。iPhoneをモデムとして使うとパケット定額対象外になると言われているが、実際にはどうやってiPhone単体の通信とPCの通信を見分けるのか不明だ。現在のところ日本App StoreではNetShareは購入できなくなっているので検証もできないのだが、ソフトバンクとしては特に問題視していないのが、ちょっと面白い。
「ネットワークは十分いける」というのは根拠不明だが、屋内だとソフトバンクの電波はたしかに弱い。
これについては
ユーザーが携帯電話の小型基地局を自宅に設置できる「フェムトセル」の導入については、「通信事業法の体制が整ってきた。現在実験をしており、年明けくらいから本格提供できるのではないか
とある。ユーザー負担でやるというのも孫さんらしい発想だが、それでユーザーが納得するのだろうか?