iPhoneの対抗機種と言うけど。でもiPhoneの魅力の本質は全然違うところにある。
以前、「iPhoneの対抗端末となる高性能スマートフォンもソフトバンクモバイルから発売か」ということでSamsung電子が「OMNIA」というニュースがありましたが、7月22日(火)・23日(水)・24日(木)と行われたワイヤレスジャパン2008でそのOMNIAが日本初出展となっていたので、Samsung電子にいろいろ聞いてきました。
どうやら日本市場にがっちり食い込む覚悟があるらしく、日本で既に発売されている他社の携帯電話と同等の機能は最低ラインとしてクリアし、その上で「iPhoneとは別次元」のさらなる高機能っぷりをアピール、あらゆる機能を搭載してくるようです。
iPhoneを超越し、日本仕様に完全カスタムして発売予定の高機能携帯電話「OMNIA(オムニア)」、その全貌を探る – GIGAZINE.
もちろんニュース的な見出しとして「iPhone」を使っているだけなんだろうけど。
OMINIAは確かに凄そう。速くて、マルチタスクで、500万画素オートフォーカスに顔認識など、端末スペックではiPhone 3Gを遙に凌ぐ。日本版ではワンセグにも対応すると言っている。オサイフケータイにも対応するんでしょうね。
でも、iPhoneの魅力は単体の端末としてだけでは語れないのだよね。
- MobileMe
- iTunes Store / App Store
- iTunes / iPhoto / iCal / Addressbookとの連携
端末単体ではなく、Appleが提供する各種サービスやソフトウェアとのシームレスな連携こそiPhoneの最大の魅力。不具合はまだいろいろあるんだけど、この環境に一度はまってしまったら、外には出たくなくなってしまう。
ハード単体のイノベーションは、時間が経てば陳腐化する。いずれ、iPhobeもOMNIAレベルの後継機が登場するだろう。
しかし、いまからAppleと同じレベルの環境を用意するのは容易ではない。可能性があるのはGoogleとMicrosoft。だけど、MSN Musicはすでに失敗して撤退モードに入っている。同じことをやれば、同じようにできるとは限らない。