BBC「地球温暖化詐欺」をテキストにしてみた

池田信夫さんのブログで知りました。

「CO2排出による地球温暖化」問題は、全世界規模の詐欺的な政治キャンペーンである、と指摘したBBCのドキュメンタリー番組(日本語字幕付き)の紹介です。

地球温暖化詐欺 – 池田信夫 blog

イギリスでは、公共放送がこのように言論の多様性を守っているのは立派だ。日本では、朝日=岩波=NHKだけでなく、産経=文春=フジ TVまで、この大規模な詐欺に加担する「翼賛体制」になっている。酸性雨やオゾンホールあるいは環境ホルモンやダイオキシンのように、全世界の政府が一致して騒ぎ、莫大な公費が浪費されてからでは遅いのだが・・・

非常に興味深い内容ですが、長いので全部見る時間がない人も多いと思うので、ざっとテキストに起こしてみました。
特に温暖化キャンペーンがアフリカの人々に与える苦しみについては、一考すべきだと思います。
各パートのカッコ内のタイトルはすべて僕が勝手につけたものです。
斜め読みして興味を持ったら本編を見てください。

疑似科学による政治キャンペーンの危険は常にあるものです。
こういった問題について考える材料のひとつになればと思います。

追記:
僕は環境問題が全部悪いと考えているわけではないです。
ただ、CO2と温暖化に問題がないなら、海や河川や大気の汚染など別の問題にお金をかけるべきだと思います。

以下、要約テキスト。

(温暖化はそもそも問題ではない)
・「地球温暖化問題」を唱える国連のIPCCは公平な2500人の世界的な科学者の団体を装っているが、実際は政治団体化しつつある。
・地球温暖化問題が気象・気候学者の予算獲得を容易にし、関連産業に多大な利権をもたらしている。
・地球の気温は常に大きく変動している。14世紀から小氷期に突入しそこから200年くらいが気温の谷間。
・それ以前は今よりもずっと気温が高い「完新世の気候最温暖期」が3000年続いていた。農作物がたくさん採れる豊饒の時代だった。

(CO2をいくら増やしても地球は温暖化しない)
・地球温暖化は150年前に始まったが、1940年までが温暖化のピークだった。
・1940年から1975年までの工業化の急速な進展で人類が放出するCO2は急激に増えたが、気温は逆に下がり続け、当時は「氷河期が来る」と恐れられていた。
・地球上の温室効果ガスの95%は水蒸気。二酸化炭素の割合は約0.45%。いくら増えても影響はほとんどないはず。
・そもそも温室効果ガスが原因なら地表10Kmの対流圏までの大気層全体が暖かくなるはずだが、現在の温暖化は地表のみが顕著で高度が上がるにつれ気温上昇の度合いが下がる。つまり温室効果ガスは温暖化に関係ない。

(実は温暖化がCO2を増やした)
・アル・ゴアの映画「不都合な真実」は、大事な「真実」を伝えていない。過去、気温の上昇と二酸化炭素の上昇が連動してきたのは事実。しかし、先行しているのは気温の上昇であり、あとから(約数百年後に)二酸化炭素が増えるというパターンが繰り返されてきた。
・現在工場や飛行機が放出するCO2は、毎年6.5ギガトン。火山は常にそれより多くのCO2を放出し、動物とバクテリアは毎年150ギガトンのCO2を放出している。植物の枯れ葉はさらに多くのCO2を放出している。もっと多くのCO2の源が海。
・海は暖かくなるとCO2を放出し、冷えるとCO2を吸収する。海はとても深いので気温上昇の影響が出るのに数百年かかっても不思議はない。

(温暖化の原因は太陽活動の活発化)
・前述の小氷期には太陽の黒点はほとんどなかった(=太陽が不活発)。
・20世紀において、太陽の活動は1949年まで活発で、その後1975年までは縮小し続けた。太陽の活動と気温の変化には関連性があった。
・過去400年に遡ってみても、太陽の活動(黒点の記録)と気温の変化には関連があった。
・雲は太陽の熱を遮る強力な冷却効果がある。雲は海からの水蒸気が宇宙線(素粒子)とぶつかって発生する。素粒子の由来は遙か彼方の超新星の爆発。太陽が活発に活動すると太陽風が強くなって、地球に届く素粒子が少なくなる=雲が少なくなる=冷却効果が減る。
・宇宙線の量と地球の気温の変化の関係は6億年前まで遡っても、ほぼ一致している。
宇宙線が減って雲が減ると、地球の気温は上昇してきた。
・20世紀100年間の気温の変化は、CO2の増減とは関係がなく、太陽の活動とは非常に一致していた。

(地球温暖化問題と政治化の始まり)
・1970年代の地球寒冷化の恐怖の中で、スウェーデンの科学者バート・ボリンが「人類のCO2生産活動が気温を上げるのに役立つかもしれない」と仮説を唱え、BBCが紹介。当時は「馬鹿げている」と批判された。
・しかし、その後気温があがりはじめた。さらにイギリスの炭坑ストライキが大きな政治問題となったとき、炭坑夫の影響を排除するために原子力への移行の正当化が必要になった。サッチャー首相は英国王立協会の科学者たちに「金を出すからCO2の排出量と気温上昇の関連性を証明しろ」と指示した。科学者たちはその通りにした。
・王立協会はそのために気象モデル部門を設立し、それが国連IPCCの基礎となった。
・この動きを、工業化社会や経済成長を否定したい環境保護主義者が利用した。
・さらに1980年代にベルリンの壁が崩壊するなど世界中で共産主義が失敗し、平和活動家や政治活動家が、環境保護活動に移行し、環境保護過激派となった。
・こうして環境保護は反資本主義、反米主義と結びつき、科学ではなく政治活動となった。

(エンターテイメント化する気候予測と報道)
・右派のサッチャーから左派の反資本主義者までが賛同し、地球温暖化問題は本格的な政治キャンペーンとなり、気候関係の助成金はブッシュ・シニア時代の176億円から2000億円に跳ね上がり、それまでの気候科学とは関係のない人々が続々と参入してきた。
・莫大な予算がコンピュータによる気象予測モデル作成につぎ込まれた。しかし、太陽や雲ではなく人為的CO2が主原因と仮定しての気候予測は、クルマの調子が悪いときにエンジン(=太陽)やトランスミッション(=水蒸気)を無視して、右後ろのタイヤのナット(=人類の排出するCO2)を調べるようなものである。そんな予測になんの価値もない。
・しかも予測に使われる値も恣意的に操作されている。過去30年間のCO2の増加量は0.4%台なのに、数値予測は1%で入力されたりしている。実際の倍以上である。
・気候の長期予測は50年後、100年後を予測するので、責任を問われることがない。だから予測者はドラマティックな結果が出るように数値を操作する傾向がある。
・これらのネタを派手に報道する環境ジャーナリストが現れた。彼らは基本的なジャーナリズムの原則も守らない。彼らは自分たちの仕事を増やすために、どんどんヒステリックになっている。

(異常気象は温暖化で減るはず)
・暴風雨やハリケーンが来る度にメディアは地球温暖化のせいにする。しかし、科学的な根拠はない。
・しかし、気象攪乱の主原因は熱帯と極地の気温差である。温暖化すると気温差は縮小すると言われているので、荒天は減るはずである。

(極地の氷は溶けても問題ない)
・北極や南極で氷が溶けてなくなると騒がれているが、極地の氷は昔から増えたり減ったりしている。ただ、1990年代以降、気象衛星で氷の崩落を見つけることができるようになって、騒がれるようになっただけ。南極や北極の氷の崩落は春の到来を告げているだけで、秋の落ち葉のように当たり前のこと。

(海水位の上昇と現在の温暖化は関係ない)
・海水位の上昇には2つの原因がある。1つは地面と海水の位置関係。多くの場合は、地盤沈下など地面側の動きが原因。もう1つのは、海水の熱膨張。極地の氷が溶けることは、海水位の上昇には影響しない。海はとても深いので、海水全体の変化には数百年から数千年かかる。現在の状況が影響することはない。

(温暖化によるマラリア蚊の北上話はまったくの捏造)
・温暖化によって、マラリアなど熱帯病を媒介する蚊がで北上すると言われている。
・厳密には蚊は熱帯性ではない。実際には北極にも非常にたくさんの蚊がいる。
・マラリアがもっとも蔓延したのは1920年代のソビエト。北極圏まで広がって多くの死者を出した。
・つまり、マラリアは熱帯病ではない。
・地球温暖化クラブの人たちが、「マラリアが北上する」というアイデアを創作した。
・IPCCの報告では「マラリアを媒介する蚊は、冬の平均気温が16~18度以下になる場所では生存できない」としている。IPCCの報告書は間違いだらけで、科学論文への言及もない。

(利権を守ろうとする環境保護主義者たち)
・IPCCでは職員が科学者の報告を検閲し、都合の悪い部分を削除していると、ウォールストリートジャーナルに科学者が告発した。
・IPCCの出す結論に同意せずに辞めた専門家は大勢いるが、彼らの名前は削除されず残され、公平な議論が行われているかのような演出に利用される。訴訟すると言わない限り、抗議しても削除されない。
・現在地球温暖化研究には膨大な研究費が注ぎ込まれ、米国だけで年間4000億円。
・しかし、温暖化問題に異を唱える研究者は年々研究費を確保するのを難しくなっている。
・しかも「多国籍企業や石油会社からお金を貰っているだろう」と強く批判され、中小や個人脅迫などにさらされている。
・人前に出ないで静かに研究をすること望む一般的な研究者には辛いことなので、温暖化批判は控えざるをえない。
・環境問題は一大産業であり、関わっている人は継続を望む。
・また環境問題は政治運動であり、右派でも左派でも中道でもこれに忠誠を誓わないわけにはいかない。政治家はそのことに気がついている。

(環境主義が貧しいアフリカ人を殺す)
・さらにCO2抑制のための国際協力により、発展途上国は開発しないよう強い圧力を受けている。
・地球温暖化の抑制は、世界の最貧困層に破滅的な影響をもたらす。
・環境活動家は「大事を取れば安全」、たとえ人為的地球温暖化説が間違っていたとしても、万が一に備えてCO2削減に厳しい態度をとるべきだ、とする。これを「予防原則」と言う。
・「予防原則」は、特定のイデオロギーを奨励するために使われる。常に一方向にしか使われない。ある特定のテクノロジー(例えば化石燃料)を「使うリスク」については言及するが、「使わないリスク」には言及しない。恩恵についても言及しない。
・電気のない第3世界に住んでいる人は20億人。代わりに屋内で木や乾いた糞を燃やし、汚染物質入りの屋内煙を吸っている。そのため毎年400万人の5歳以下の子供が呼吸器系の病気で死に、何百万人もの女性が肺の病気や癌で早死にしている。
・電気がないことで、電灯も冷蔵庫もなく、不便で不潔な生活から、平均寿命は非常に短い。
・アフリカには石油も石炭もある。しかし、環境保護グループはこういった安いエネルギーを使うことに反対するキャンペーンをしている。太陽光や風力を使えと主張する。
・実際には何が起きているのか? ケニアのある診療所にはソーラーパネルと電灯と冷蔵庫が設置されている。しかし、発電力が貧弱で、電灯と冷蔵庫を同時に使うことができない(!)。
・太陽電池や風力発電は供給が不安定で、従来の電力源より少なくとも3倍ほど高価だ。
・何人のアメリカ人やヨーロッパ人がこんな電力を使っているのだろう? アメリカ人やヨーロッパ人にとっても高価な電力を、なぜ貧しいアフリカ人に押しつけるのだろうか?
・世界で最も貧しい人々に、最も高価で非効率な電力源だけ使えというのは、地球温暖化キャンペーンの倫理的に最も矛盾している一面。アフリカに電気を持つなと言っているのと同じ。
・アフリカは生きるのに必死。まず工業化しなければならない。ソーラーパネルでどうやって鉄工所に電気を供給するのか。どうやって鉄道網を動かすのか?
・現在の環境保護活動の最も有害な面は、小作農の生活をロマンチックに空想したり、工業社会を世界の破滅者と考えていること。
・環境保護活動家の中には、「アフリカン・ドリーム」(アフリカの発展)を葬るのに熱心な人々がいる。資源に手を触れるな、石油や石炭を使うな、という。
・環境活動家は、もはや反人間的である、という意見もある。

以上。

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投稿者:

ともゆき@zubapita

ともゆき@zubapita

作ったモノ 雑誌:月刊アスキー(デスク)、アスキー.PC(副編集長)、インターネットアスキー(編集長)、アスキーPCエクスプローラー(編集長) Webサイト:東京グルメ/ライブドアグルメ、映画を語ろう、本が好き 著書:「Twitter 使いこなし術」「facebook 使いこなし術」 最近は、株式会社ブックウォーカーにて、「BWインディーズ」をやってます。

“BBC「地球温暖化詐欺」をテキストにしてみた” への7件のフィードバック

  1. スノーボードができなくなるのは嫌だ!というかなり利己的な観点から、環境問題に関心を持つようになった者です(^^;
    日本や世界での報道がかなり偏っていることと、自分が得た知識と、自分のまわりで起こっていることがあまりにも正反対であることが多く、自分のやっていること、思っていることが本当に正しいのか疑問に思うところもありましたが、この番組で確信できました。

    情報ありがとうございました。

    ※当方の関連ブログ記事にもリンクを張らせていただきました(トラックバックURIがわからなかったので)
    http://blog.goo.ne.jp/ride_out_in_blizzard/e/7b6c15171ba28c607c2a21e91d5af4f2

  2. ノートを取りながらもう一度見ようと思っていたので助かります。
    一点、放送局はBBCでしたでしょうか?

  3. 動画は削除されていて見られませんでした。
    リンクを貼らせて下さい。

  4. puripurizaemonさん

    はい、BBCですね。

    ふにゃさん

    >リンクを貼らせて下さい。

    どうぞ。ただ、この番組のすべてが真実かどうかはわかりませんが。セカンドオピニオンとして、知っておくのも良いと思います。

  5. テキスト部分を転載させていただきましたm(_ _)m
    まとまっていて、動画を見なくてもポイントが分るので助かります。

  6. ピンバック: 地球温暖化詐欺
  7. 貴重な情報ありがとうございます。今頃になって知りました。
    ご存じと思いますが、昨年6月にイタリアの科学者など83名が、イタリアの政府、議会などにあててIPCCに惑わされるなという趣旨の要請書を提出しましたね。翻訳を探しましたが全文のものはないようなので、オーストラリアの代議士グレイグ・ケリーの名で出されている英訳から訳してみました。温暖化・CO2削減懐疑派は池田信彦や武田邦彦のように信用のならない人物が多いので、注意を要しますが 〔例えば彼はツバルは地盤沈下で片付けているが、同じ太平洋のキリバスのことは言わない〕】

    反主流的要請 Petizione controcorrente

    イタリア共和国大統領殿
    イタリア元老院議長殿
    イタリア代議員議長殿
    イタリア国家評議会議長殿

    人間による地球温暖化に関する要請
     以下に署名する市民および科学者より、政界指導者諸先生に、科学的知識に沿った環境保護政策を採択下さるよう心よりお願い申し上げます。
    とりわけ、最も優れた科学の示すところでは、汚染が発生しているところでそれと闘うことは急務です。この点で言えば、豊富な知識が研究者達によって提供されているにも関わらず、それが、大陸および海洋双方の環境に広範囲に見られる人間の生み出した汚染物質の放出を減らすために、まことに遅々としてしか利用されいないのは、きわめて嘆かわしいことです。
    しかし我々は、二酸化炭素それ自体は汚染物質ではないということを認めなければなりません。それどころか、二酸化炭素はこの星に生きる生物にとって不可欠のものです。
    地表の温度は1850年以来約0.9℃上昇したことが観測され、これは異例であり、もっぱら人間の諸活動から生じた、特に化石燃料の利用により大気中に CO2が放出されることから生じたとの主張が、過去数十年に、広められてきました。
    地球の温暖化は人間に起因するという、この主張は、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)により推進されており、温暖化の結果、深刻な環境変化が生じ、もし多額の予算を投じて思い切った緩和策を即座に取らないならば途方もない損害が生じるであろうことが危惧されています。
    このことについて、世界の数多くの国は、二酸化炭素放出削減計画に参加してきており、執拗に繰り返される宣伝もあって、ますます大きな負担となる計画の採択を迫られ、その実施は参加各国の経済にとって大きな負担となっています。それら諸計画は、気候の制御、したがって地球を「救う」ことに依拠しています。
    しかしながら、人間が地球温暖化の原因だというのは、証明されていない仮説であり、いくつかの気候モデル、すなわち一般循環モデルという複雑なコンピュータ・プログラムからのみ導き出されたものです。
    ところが、科学的文献は、そのようなモデルでは再現しえない自然の気候変動性が存在することに光を当てることが多くなっています。
    この自然の変動性によって、1850年以来観測されてきた地球の温暖化の相当の部分が説明されます。
    したがって、20世紀に見られた気候変動が人間の活動に起因するものであるという考えは、行きすぎたものであって正当化しえず、破局の予言は現実的ではありません。
    気候は我々の惑星の最も複雑なシステムですから、その複雑さに見合った適切な方法によって対処されなければなりません。
    気候のシミュレーション・モデルは、自然の気候の中で観察された変動を再現するものではなく、特に過去1万年に見られた温暖期を再現するものではありません。温暖期はおよそ数千年ごとに繰り返されてきたもので、周知の中世の温暖期間、ローマ時代の温暖期、また、最も佳き完新世温暖期などが、それです。
    これら過去の温暖期は、現在よりも CO2濃度は低かったのに、気候はより温暖でした。それは太陽の1000年周期の活動によるものだからです。そのような効果は前記のモデルによっては再現されません。
    ここで思い起こすべきは、1900年以来観測されている温暖化が、じつは1700年代、すなわち小氷期の最も低温の時期、過去1万年で一番寒冷だった時期(これは、天文物理学者がマウンダー極小期〔太陽黒点が一番少ない時期〕と呼んでいる、太陽の活動の最も少ない千年期に対応します)に始まっているということです。それ以来、太陽の活動は、その千年周期に従って、増加して、地表を温暖化してきました。
    しかも、それらのモデルは、よく知られた約60年周期の気候の変動を再現することができません。
    そうした変動によって、たとえば温暖化の時期(1850~1880年)の後に寒冷化(1800~1910年)の時期が続き、温暖化(1910~40年)の次に寒冷化(1940~70年)が来る、そして、60年前に観測されたと同様の新たな温暖化(1970~2000年)が起こるということが説明されるのです。
    それに続く今の時期(2000~2019年)は、このモデルで予測されている10年間で約0.2℃の温度上昇は見られず、かなり気候は安定しており、エル・ニーニョ南部変動(El Niño Southern Oscillations) として知られる太平洋赤道地帯での急速な自然の変動によって散発的に安定が中断され、2015~16年にはそれが一時的温暖化につながったのでした。
    メディアはまた、ハリケーンやサイクロンのような極端な事象が増加してきており警戒を要すると主張しています。ところが、それらの事象も、多くの気候システムと同様、上記の60年周期の出来事以来、変化してきています。
    例えば、1880年以来北米を襲った熱帯大西洋サイクロンの公式データを考えてみると、それらは、大西洋の数十年周期の変動(Atlantic Multidecadal Oscillation )と呼ばれる対西洋の水温変動に関連した60年周期の大きな変動を伴っていると見られます。
    10年ごとに観測されたピークは、1880~90年、1940~50年、1995~2005年で、互いに矛盾しません。2005年から2015年にかけ、サイクロンの数は、正確に前記の周期に従って減りました。ですから、1880~2015年の期間、サイクロンの数(変動している)と、CO2の量(単調な増加)の間には関連性がないのです。
    気候のシステムはまだ十分には理解されていません。CO2が温室効果ガスであるというのは事実ですが、IPCCによれば、大気中 CO2の増加に対する気候の反応性は依然としてきわめて不確かです。
    産業革命以前の大気中の CO2濃度は約300ppmでしたが、現在は600ppm で、倍増しており、これで、地球の平均気温は最低で1℃、最大で5℃上昇したと推定されています。この不確かさは途方もないものです。
    いずれにしても、近年の研究の多くは、実験データにもとづき、CO2濃度に対する気候の反応性は IPCC モデルで推定されているより著しく低いと推定しています。
    ゆえに、20世紀以来今日まで観測されている温暖化の責任を人類に帰するのは科学的には非現実的です。いま提示されている人騒がせな予測は、したがって、信頼性がありません。それらは、実験データと矛盾する結果を出すようなモデルもとづいているからです。
    あらゆる証拠は、それらのモデルが人間に起因する気候への影響を過剰に推定する一方、自然の気候変化、とりわけ太陽、月、海洋の変化によって生じる変動性を低く見積り過ぎていることを示しています。
    最後に、メディアが伝えているところによると、現在の気候変動の人間に由来する原因に関して、科学者の間ではほぼ全員一致の合意ができているから、この問題での科学的討議は終了したとされています。
    しかし、我々は何より第一に、ある推測を確立された科学的理論とするには、支持派の数でなく事実にもとづくのでなければならないということが科学的方法の命ずるところであると認識しなければなりません。。
    とにかく、言われているような合意などは存在しません。事実、気候学者、気象学者、地質学者、地球物理学者、天文物理学者等、専門家の間で意見は著しく分かれており、多くは、産業革命以前の時代に観察された地球の温暖化、さらには戦後から今日までの時代の温暖化でさえ、自然によるところが大きいということを認めています。
    地球温暖化が人類のせいだとする推測に不同意を表明する何千名もの科学者の署名を得た要請書もありました。
    それらの中には、2007年に全米科学アカデミー元会長である物理学者 F.ザイツにより推進されたものもありますし、気候変動国際非政府パネル(NIPCC)によるものもあり、同パネルの2009年の報告は「人間ではなく自然が気候を支配する」と結論しています。
    結論として、化石燃料が人類のためのエネルギー供給に占める決定的重要性にかんがみ、我々は、気候を支配するなどというまやかしの主張をもって、大気中への二酸化炭素の放出を無批判に削減する政策に与することのないよう提案するものです。
    83名の署名は省略
    原文は下記 なお上記の訳はオーストラリアで作成された英訳からの重訳である。
    http://www.opinione.it/…/redazione_riscaldamento-globale-…/…

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