Mac互換機の夢、再び

4月 16th, 2008

Mac互換機が復活!?

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米Psystar社は、399ドルのMac互換機「Open Computer」の販売を開始した。
また、台湾ASUSTek安価なサブノート
「Eee PC」にMac OS Xをインストールすることもできる。

すべてのPCでMac OS Xが動くようになる日

 これらは、OSx86プロジェクトの成果を利用している。
 かつてAppleは、Mac互換機ライセンス事業を行っていたが、Macのシェアを広げるどころか、互換機メーカーにAppleのシェアを食われるだけだった。スティーブ・ジョブズは暫定CEOになると、Mac互換機No.1のPowerComputingのライセンスや技術を1億ドルで買い取り、ほかのメーカーはライセンスの更新をしないことで、消滅に追い込んだ。
 MacのCPUがインテルに変わったときに、Mac OS Xが他メーカーにライセンスされることが期待されたが、当然そんな動きは起きなかった。しかし、インテル版Mac OS XをPCで動かすハックがネット上のOSx86プロジェクトで研究され続け、現在はCPUがSSE2/SSE3命令をサポートしていれば、AMD機でも、Mac OS Xをインストールすることができるようだ。

 とはいえ、自分でMac OS Xをインストールするには、いろいろ面倒な手順がある。Open Compuerは「EFI V8 Emulator」というファームウェアを搭載することで、ダイレクトにMac OS XのインスートールDVDからインストールができる。あとは必要なドライバーを追加すれば、普通にMacとして使えてしまう。

 それも面倒な人は、Open Computerと一緒にMac OS X LeopardのDVDも購入すれば、無料でプリインストールしてくれるという。まさに至れりつくせりだ。

 気になるのは、Mac OS Xのライセンス。使用許諾では、アップル製以外のハードウェアにMac OS Xをインストールしてはいけないことになっている。単にインストールDVDをバンドル販売するだけならインストールしてライセンス違反に問われるのは個々のユーザーとなるので互換機販売じたいに問題はなさそうだが、インストールしてしまうとPsystar社じたいがライセンス違反に問われる可能性がある。
 ユーザーの利便性を優先させた結果だろうけど、なぜ、あえてあぶない橋を渡るのか? それはMac OS Xの利用がMacに限られていることじたいに問題定義したいという志があるかららしい。

Apple、大逆転のシナリオ

 Mac OS Xは優れたOSだが、ハードウェアの選択肢がひどく限られてしまうのがネックだ。
 G5が登場した’93年以降は、手頃なミニタワーやミドルタワー型のデスクトップMacが存在しない状態が続いている。
 こなれたUNIX系OSとしてMac OS Xを使いたくても、ハードの選択肢が限られているため、導入が難しい。
 Open Computerのような選択肢が増えれば、Mac OS Xの利用者はもっと増えるはずだと考えるユーザーも多いはずだ。

 だけどAppleにしてみれば、Mac OS Xは、Macのハードウェアを売るための付加価値だ。OSを単体で売って、ハードの売上げが下がってしまっては、本末転倒である。現在の動きが加速すれば、AppleがOS インストール時のハードウェアチェックを強化したり、Psystar社を訴えるなどの手段をとる可能性は強い。

 しかし別の シナリオも考えられる。インテルMacが登場して、MacでWindowsを動かすハックの研究が盛り上がったとき、AppleはBoot Campを提供することで市場のニーズに応えた。その結果、MacでWindowsを動かすことが一般化し、Macのシェア向上に役立った。

 ならば、AppleがPC互換機専用のMac OS Xを販売する可能性もあるのではないか? Mac用のMac OS Xはシングルライセンスで1万4800円と、Windowsよりはるかに安い。例えばWindows Vista SP1 Ultimateと同じ3万8800円で、PC互換機向けMac OS Xを販売したらどうだろう? ソフトウェア販売は利益率が高い。AppleはOSだけでなくFinal Cut StudioやLogic Studio、Xsanのようなプロ向けの高価なアプリも販売している。それらの販売本数が増えることを考えれば、ハードウェア販売の機会損失を補ってもあまりある利益が上がるのではないだろうか?

 そんな日が、いつきてもおかしくはない。もしかすると、今年のWWDCで発表があったりして。

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カテゴリー: Mac, Mac OS X

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コメントフィード2件のコメント

  1. 出挙

    やっと、からめる話題が出てきたぁ〜(笑)
    互換機懐かしいですね
    パイオニアも出していたんですよね
    しかも、ボディカラーがシャンパーニュゴールド!
    あれには、食指が動きましたっけ。
    そろそろ、インテルMacかなぁ〜
    と思いつつも
    iBookG4とiMacG5で
    頑張っています。

  2. tomoyun

    おいでませ>出挙さん

    パイオニアのMac互換機は、アスキーの長期ロードテストで買って使っていました(MPC-GX1)。スピーカーはよかったんですが、PowerMac 6100ベースで性能面ではプアでした。
    でも、シャンパーニュゴールドではなかったですよ(?)

    > そろそろ、インテルMacかなぁ〜

    iMacとMac miniは今月中にアップデートという噂がありましたが、出ませんねー。

    MacBookとMacBook Proは年内にデザインが一新されるという噂もあるので、購入のタイミングが難しいですね。

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