「リリカルなのは」=魔法少女+北斗の拳+攻殻機動隊?

4月 14th, 2008

魔法少女リリカルなのは」に家族全員でハマっております。

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↑お手製レイジングハートとバルディッシュを構えて、気分はすっかり、なのはとフェイト。

 例によってYouTubeのMADをきっかけに興味をもって見始めたのが運の尽き。
最初、自由が丘のTSUTAYAの2Fにあるのを確認して、次に行ったとき借りようとしたら、「あれ? なくなっている」。
マイナーだから撤去されちゃったのかな? と思ったら、そうじゃなくて売れ筋のプリキュアとかと同じ1Fの棚に移動していたのでした。

実は本格ヒロイックファンタジー

 絵ズラとタイトルだけ見ると、昔ながらの女の子向けアニメに見えるし、「魔法の世界からやってきた少年ユーノを偶然助けた高町なのはは、魔法文明の負の遺産“ジュエル・シード”の探索と封印を手伝うことに……」という基本プロットもお馴染みのもの。

 しかし、中身は激烈な魔法バトルを繰り広げるSFヒロイックファンタジーなのです。激しくぶつかり合うのは小学3年生の女の子たちなんですが……。つーか、設定は小学3年生でも、精神年齢は完全に大人。それも歴戦の勇士のようなメンタリティの持ち主ばかり。

 特に主役の高町なのはが、凄すぎ。伝統ある古武道家の末娘という設定とはいえ、戦いに対する峻厳とも言える態度は鳥肌モノ。ライバルのフェイトちゃんをバインド(緊縛魔法)で縛り上げた上で、「全力全開!」の砲撃を正面から浴びせるなど、まったく容赦という言葉を知りません。
 ファンからも「魔砲少女」「魔王少女」「管理局の白い悪魔」など、さまざな尊称が送られています。
 まあ、ほかのキャラも似たり寄ったりで、その戦いに対する真摯さ(とバトルマニアぶり)は、北斗神拳3兄弟や南斗の将達を思い起こさせます。

 そう「魔法少女リリカルなのは」とは、男女比が逆転した「北斗の拳」なのです。ただし雑魚がいない。北斗の拳だとケンシロウやトキやラオウの漢(おとこ)ぶりを強調するするために、卑怯で愚かな雑魚キャラが必ず登場しますが、なのはの場合、登場人物がすべて漢の中の漢(みんな女の子ですが)。ひたすら凛々しく勇ましい。

 ちなみに「管理局」というのは、パラレルワールドにまたがって魔法犯罪を取り締まる「時空管理局」という警察と裁判所と自衛隊を併せたような組織のこと。主人公たちは「現場世界の嘱託魔導師」という立場で初期の事件に関わり、やがて本局に採用されて主体的に事件捜査を行うようになります。パトレイバーや攻殻機動隊的な警察の組織捜査ドラマの側面も盛り込まれているわけです。

 登場する魔法使い(魔導師)たちは、それぞれ戦闘スタイルが異なり、主人公が火力重視で砲撃が決め技というのも面白い。ドコーン、ドコーンと打ちまくります。しかも砲撃パターンが多彩で、長距離狙撃もあれば、ゼロ距離射撃でぶち抜くこともある。戦闘シーンだけ抜き出すと、まるで宇宙戦艦ヤマトか機動戦士ガンダム。そういや「機動少女」という贈り名もありました。

デバイス萌え?

 なのはが使う魔法の杖「レイジングハート」や、フェイトが使う死神のような大鎌「バルディッシュ」などの魔法デバイスには、AI(人工知能)が搭載されていて、短い英語で喋る(わざわざ声優はネイティブスピーカー)のだけど、持ち主を気遣い、身を粉にして戦う姿が、これがまた健気でカッコイイ。
 あまりに格好良いので、さくらと直也が画用紙を丸めて棒を作り先っちょに折り紙の切れ端をつけて、レイジングハートやバルディッシュを作って遊びだしました。
 YouTubeでは、かなりリアルな「レイジングハート」や「バルディッシュ」を作った人もいて、触発された僕も厚紙と色紙を駆使して作ってみたのが、一番上の写真です。

これから見る人のために

 ヤマト、ガンダム、北斗の拳、パトレイバー、攻殻機動隊といった男の子向けSFアニメで蓄積された「カッコ良さ」のエッセンスを少女アニメの形で再構築した「リリカルなのは」シリーズは、大人も子供も、男子も女子も楽しめるエンターテイメント作品だと思います(まあ、本質は萌えアニメなんだろうけど、マニア向けにしすぎないバランス感覚が良い感じ)。

 現在アニメ本編が「魔法少女リリカルなのは」(通称無印:2004年:全13話)「魔法少女リリカルなのはA’s(エース)」(2005年:全13話)「魔法少女リリカルなのはStrikerS(ストライカーズ)」(2007年:全26話)の3本。
 なのはが魔法少女になったきっかけとフェイトとの出会いを描いたのが「無印」。その半年後の闇の書事件を描いたのが「A’s」。その10年後に本局勤務となったなのはの活躍と後輩達の成長を描いたのが「StrikerS」。我が家は先週、StrikerSに突入しました。
 さらにコミックス、小説、ドラマCDもあって、アニメで描かれなかったバックグラウンドストーリーや、A’sとStrikerSの間を埋めるサイドストーリーによって、全体を補完しているそうで、かなり精密な作品世界を構築しています。

 僕はYouTubeやニコニコ動画のMADやダイジェスト、WikipediaNanohaWikiの解説文を見て、アニメを見る前につまみ食いしちゃったんですが、それはオススメしません(苦笑。

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