タミフル恐るべし
3月 8th, 2008
特効薬の威力
なるべく、関わりたくないと思っていたタミフル。
ついにそのときがきてしまった。
月曜日、帰宅すると娘のさくら(もうすぐ5歳)が、40度近い高熱で寝込んでいるという。
夜間診療をやっている、都立荏原病院に電話するが、警備員さんにはつながっても、その先の医局への転送がずっと待ちになる。
どうやらてんてこ舞いのようだ。
無理に行っても、待合室で長く待たされて余計に具合が悪くなることもあるし、インフルエンザの本にも、高熱は病気を戦っている証拠で、無理に下げる必要はないと書いてある。
その夜は、小児用バファリンと冷えピタでしのいだ。
翌朝、直也(二卵性双生児のさくらの片割れ)を奥さんが幼稚園へ、僕はさくらを車に乗せて、近所のF医院ヘ。
出発前、奥さんが、「タミフルどうする?」という。
「子供には出さないんじゃない?」
「最近は、使うんだって。Iちゃんは使ったって」
「うーん」
F医院では、ほかの患者さんと別の待合室に通された。検査結果はバッチリとインフルエンザA型。
案の定、F医師が聞く。
「タミフルどうします? 調査の結果、異常行動の4割はタミフルを飲んでいなかったということで、タミフルが原因ではなく、インフルエンザウイルスが異常行動を引き起こすと考えられますが」
「うーん」
そうはいうけど、完全に保証されているなら、わざわざ「どうします?」と聞かないはずだ。
すでに熱も下がり始めていた。ここでリスクをとりたくないので、「いや、いいです」と断る。
「そうですか。48時間以内なら出せるので、必要なら言ってください。」
このあとが、大変だった。
子供は養生するということができない。
熱が引いて元気がでてきたものだから、言っても布団に入らない。
翌日から、娘の咳が酷くなる。四六時中、ゲホゲホ、乾いた咳を続ける。
咳はどんどん悪化し、熱も上がってくる。夜中も咳をし続けて、眠ることもままならない。
咳止めも処方されているのだが、ぜんぜん効果があがらない。
付き合う奥さんも、フラフラになってくる。
すでに、タミフルが処方できる48時間を超えてしまってから、「あー、やっぱタミフルを使うべきだったか」と後悔。責任を感じて、夜中ずっとさくらにつきそい、横向きに寝かせて背中をさすり続ける。なんとか咳が収まって寝付くが、しばらくすると、寝返りで仰向けになって、また咳き込んでしまう。また逆方向に横向きして……、というのを延々続けて、ようやく、翌朝に咳がおさまってきた。
と思ったら、木曜の夜、今度は直也が39度の熱。
翌朝F医院に行くと、またもインフルエンザA型。
「やっぱ、タミフルやめときます?」
すかさず、奥さんが
「いや、お願いします。大丈夫、あたしがずっと見ているから」
タミフルの効果は劇的だった。金曜日に2回飲むと、どんどん熱が下がって元気になっていく。
土曜日朝の時点で、さくらがまだゲホゲホしているのに、直也はピンピンしている。
とてもインフルエンザ2日目とは思えない。ただ、外には出られないので、かなり退屈しているが。
いやー、こんなに効くとはね>タミフル
人によって、またタイミングによって、薬の効きに差があると思うのだが、ここまで劇的だとやっぱり驚く。
逆に奥さんが「タミフル、怖いね」という気持ちもよくわかる。
ちなみに、中華ちまきや豚の角煮に使われる香辛料の八角(スターアニス)の原料「トウシキミ」の成分「シキミ酸」がタミフルの下合成原料のひとつとして、使われているそうだ。
トウシキミ – Wikipedia
果実の成分のひとつであるシキミ酸はインフルエンザ治療薬タミフルの合成原料のひとつとして使用されているが、直接果実を食べてもインフルエンザには効かない。 例))八角を粉末状にして漢方薬などと混合して飲用すること
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カテゴリー: 子育て









こんばんは! 大変でしたね。
>完全に保証されているなら、わざわざ「どうします?」と聞かないはずだ。
これは、単に治療の選択権は患者にあるから聞いているのだと思いますよ。
F先生のご説明が正しいので、
>「いや、お願いします。大丈夫、あたしがずっと見ているから」
むしろ見ていなくてはいけなかったのは、直也くんではなくタミフルを服用しなかった
さくらちゃんの方だったのですね。
>逆に奥さんが「タミフル、怖いね」という気持ちもよくわかる。
よく効く薬を怖いと感じられるのは、おそらく「よく効く=副作用も強いはず」という
発想だと思うのですが、30年前ならいざ知らず、現代の薬は効果と副作用
(現在は副反応と言いますが)の強さに関連はありません。
ところでワクチンは接種されていなかったのでしょうか。
「本が好き」ではトンデモ本が出ていましたが、インフルエンザワクチンは有効です。
タミフルが怖いなら、来シーズンはご一家揃ってのワクチン接種がおすすめです。
シルフレイさん、コメントありがとうございます!
なんか、間違っていただいたコメントを削除したっぽいので、コメント通知メールからコピーして、再投稿しておきましたw
>単に治療の選択権は患者にあるから聞いているのだと思いますよ。
そーいえば、確かに。
>むしろ見ていなくてはいけなかったのは、直也くんではなくタミフルを服用しなかった
さくらちゃんの方だったのですね。
いや、まさにその通りです。
>現代の薬は効果と副作用(現在は副反応と言いますが)の強さに関連はありません。
なるほどー。
>ところでワクチンは接種されていなかったのでしょうか。
はい。
実は、「本が好き!」の例の本の同じ筆者の本を2年前に読んでいらい、僕はワクチン接種をしていません。奥さんも「本が好き!」の献本をざっと読んで、今年は家族全員ワクチン接種するのを辞めました。
>トンデモ本
そうなんですか?
前橋市の実験結果の話と、学校接種の中止の話から、ワクチン接種は効かないと、すっかり信じてしまったのですが。
科学は人類共通なので、他の先進国ではどうか?ということを調べれば
だいたい察しがつきます。日本でだけワクチン接種が推奨されているというなら
怪しいと思っても良いのですが、各国とも推奨しています。
例えば、アメリカCDCのインフルエンザのページ
http://www.cdc.gov/flu/protect/keyfacts.htm
見出しは
「The single best way to protect against the flu is to get vaccinated each year」
もっとも、現存のワクチンは発病そのものを抑えるわけではないので、
効果を実感しにくいのも事実です。そこに付け入る隙が生まれるのだと思います。
>現存のワクチンは発病そのものを抑えるわけではないので
「ワクチンが効く」というのは、発病したときに症状がラクになるってことなんですか。
そういう説明をされたことがなかったので、「発病を予防する」ための接種だと思っていました。
そういや、水疱瘡などの接種も「症状が軽くなる」という説明ですよね。
インフルエンザだけ、なんで「発病を抑える」のだと思いこんでいたのだろう???
(僕だけ?)
子供のころ、1回だけ接種するのと、大人になってからも毎年接種するので、ちょっと違うモノだと思いこんでいたかも、です。
ご教授ありがとうございました!